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11月16日のまにら新聞から

日本人会フィエスタ

[ 1224字|2015.11.16|文化 スポーツ (culture) ]

マニラ日本人学校でスポーツ大会や模擬店、古本市。親子連れ900人が参加

模擬店で日本の味覚を堪能する来場者=15日正午、 首都圏タギッグ市のマニラ日本人学校で写す

 マニラ日本人会主催の「第21回日本人会フィエスタ」は15日、首都圏タギッグ市のマニラ日本人学校(MJS)で開かれた。主催者発表で親子ら900人がスポーツ大会で爽やかな汗を流したほか、日本食が並んだ模擬店や日本の書籍を扱った古本市などを訪れ、懐かしいふるさとに思いをはせた。

 グラウンドに張られたテントの下には11店舗が軒を連ね、焼き鳥や焼きトウモロコシ、ラーメンなどが並び、会場は香ばしい香りに包まれた。太陽が照り付け、最高気温が30度を超えた正午すぎには、かき氷に人気が殺到、長い行列ができた。家族連れやスポーツ大会に参加した選手は「懐かしい」「子どものころのよう」と口々に言いながら味わった。

 特定非営利活動法人(NPO)アイキャンの支援で、路上生活を送る子どもや若者が運営するパン屋「カリエ・カフェ」(首都圏ケソン市)は9月のオープン以来、初めて出張出店。自慢のメロンパンやラスクを販売したスタッフのジェイソン・ドロリトさん(21)は、「パン屋を認知してもらえる機会をこれからもっと増やしたい」と意気込んでいた。

 古本市には、日本語の小説やビジネス書など「日本人会ライブラリー」の古くなった蔵書約2千冊が安価で売り出され、来場者が掘り出し物を探した。

 ソフトバレーボール大会では、MJSの母親らでつくる「Ace Strikers」とMJSの中学生チーム「Allstar Revolution」による決勝戦が行われ、Aceが2セットを先制して13年連続で優勝を決めた。Aceのキャプテン、荻原恭子さん(47)とAllstarの選手、杏菜さん(13)は親子同士。恭子さんは「親子でも勝負は容赦なし」と話し、杏菜さんは「来年こそ勝つ」と再戦を誓った。

 ドッジボール大会にはMJS小学部の19チームが出場、1・2年生、3・4年生の各部がトーナメント戦、5・6年生の部が総当たり戦で勝敗を競った。1・2年生の部は侍イエロー、3・4年生の部は侍エメラルド、5・6年生の部はロックベルエンペラーズがそれぞれ優勝した。

 ロックベルエンペラーズの主将で6年生の新谷健人君(12)は「初戦で負けたが、その後気持ちを切り替えて3勝できた」と試合を振り返った。

 ソフトバレーボールとドッジボールの主な試合結果は以下の通り。

 【ソフトバレーボール】▽決勝 Ace Strikers2?0Allstar Revolution▽3位決定戦 もちもちの木2?0さくらもちジュニア(Jr)▽敗者戦 ビューティ MJS2?0LALABAN KAMI、Nine☆Stars2?1もきゅっと つくし

 【ドッジボール】▽1・2年生の部 ?侍イエロー?侍レッド?ブシニャン、侍オレンジ▽3・4年生の部 ?侍エメラルド?サルセドファイヤーズ?ダイヤモンドプラチナロッキーズ▽5・6年生の部 ?ロックベルエンペラーズ?侍ブラック?侍パープル(立田成美)

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